大人と子供
全国大会に出場することが将来の自分のためになるのか。
トレセンに選ばれることが将来の自分のためになるのか。
大人がこれらに対して優先順位を高く持つから選手の将来が薄れていくのだ。
将来、モノをいうのは質の高い日常を習慣化しているのかどうか。
結果に対して言及するから、楽して結果を出そうとする動物的本能が働いてしまう。
これが染み付いてしまうと、拭うことのできない悪癖となる。
そして、数年後は壁の前に屈服して過去の栄光を語り始める。
自立に近づいている私生活を送る瞬間。
誰かのために行動しようとする瞬間。
小学生ながらこの兆しが見えるときがある。
そこの着眼点が選手を育てるのだ。
選手の喜びを大人の喜びに変えてはいけない。
大人は日常を向上させてあげるパートナーなのだ。
KOZAB